電気工事・受変電設備・LED照明・電気通信工事の入札公告を毎日自動で集約。電気業者の格付け・等級で対応できる案件を地域や発注機関から絞り込み、過去の落札者・落札率の傾向も参照できます。
このページは「これまで民間の電気工事や下請けが中心で、まだ公共工事の入札に一度も参加したことがない電気工事業者」のために作りました。受変電設備の更新やLED照明改修、庁舎・学校の電気設備更新、電気通信工事などを手がけてきたが、元請として公共の入札に出たことはない――そんな段階の方が、最初の1件を取りに行くまでの全体像と、勝てる発注者の見つけ方を、実際の落札データを使って解説します。電気工事は土木とは許可業種も発注課も異なります。本ページは電気工事業(電気通信は電気通信工事業)の実態に即してご説明します。
すでに落札実績があり積算精度を上げたい段階の方は、落札データ・落札率分布を直接ご覧ください。
| ステップ | やること | 前提・注意点 |
|---|---|---|
| 1. 建設業許可(電気工事業) | 電気工事業(電気通信工事なら電気通信工事業)の建設業許可を取得する | 多くの公共工事は許可が応札の前提です。請負代金500万円未満の軽微な工事のみ例外。電気工事業の許可と、別制度の「電気工事業登録(電気工事士法に基づく営業の登録)」は別物なので混同に注意します。 |
| 2. 経営事項審査(経審) | 決算後に経審を受け、電気工事業の総合評定値(P点)を取得する | 経審は業種ごとに評点が出ます。電気の案件に出るには電気工事業のP点が必要です。有効期限は審査基準日から1年7ヶ月。切らさない管理が必須です。 |
| 3. 入札参加資格申請 | 発注機関ごとに、電気工事の業種で参加資格を登録する | 機関ごとに申請窓口・時期・等級格付けが異なります。電気は土木とは別の業種区分・名簿で登録するため、希望業種に「電気」を必ず含めます。共同電子入札なら複数機関を一括申請できる場合もあります。 |
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| 4. 案件を探す | 自社の等級・地域・業種(電気)に合う公告を見つける | 等級と地域要件で応札可否が決まります。受変電設備・LED照明改修・非常用電源・電気通信など工種の幅があるため、自社が積算できる工種に絞ります。最初は一般競争が現実的です。 |
| 5. 積算・応札 | 設計図書を読み、予定価格・最低制限価格を意識して札を入れる | 最低制限価格を下回ると失格です。電気は材料費(盤・ケーブル・照明器具など)の比率が高く、機器単価の見積精度が札の精度を左右します。総合評価方式の案件では価格だけでなく配置技術者の資格・実績も評価対象になります。 |
公共工事には発注者が事前に決める「予定価格」があり、その何%で落札されたかが「落札率」です。初参加の電気業者にとって「その発注者・その電気工事は、いくらで入れれば取れそうか」を読む地図になります。入札AGENTは落札者・落札価格・落札率・応札者数を発注機関ごと・業種ごとに集計した独自データを持ち、電気の相場感を読む手がかりになります(落札データは全国一律ではなく、収集の進んだ重点エリアで特に濃く読めます。集計件数が少ない場合は「データ蓄積中」として断定的な相場には扱いません)。
落札率の相場を出すときは必ず集計件数(N)を併記し、Nが少ない(目安10件未満)発注者・業種は「データ蓄積中」と表示して断定しません。電気の相場は「落札データ・落札率分布(/awards?industry=電気)」、発注機関ごとの傾向(中央落札率・単独応札率・平均応札者数・落札業者)は「発注機関別の落札傾向(/orgs)」、競合の動きは「業者別実績(/contractors)」で確認できます。
※実在企業の事例ではなく、初参加者が直面しやすい典型状況を、入札AGENTで実際に取得・集計できるデータ項目に基づいて構成した想定シナリオです。数値は最新の落札データで自社エリアをご確認ください。
初参加の勝ち筋は、派手な大型受変電案件ではなく「自社の等級・地域で応札でき、自社が積算できる工種で、競争が薄く相場が読める電気案件」を1件取ることです。入札AGENTは全国の電気工事公告を毎日集約しつつ、重点エリアでは落札率・単独応札率・落札業者まで踏み込んだ独自データで「取れる1件」の発見を支援します。まずは電気の入札情報一覧で公告を眺め、落札データ・落札率分布で相場を、発注機関別の傾向で狙い目の発注者を確認してください。
Q. 公共の電気工事の入札に参加するには、まず何が必要ですか?
A. 一般的に ①電気工事業(電気通信工事なら電気通信工事業)の建設業許可 ②経営事項審査(経審)の受審 ③発注機関ごとの入札参加資格登録(業種に電気を含める)の3つが前提です。請負500万円未満の軽微な工事など例外はありますが、初参加ではこの順序が基本になります。
Q. 電気工事業の「建設業許可」と「電気工事業登録」は同じものですか?
A. 別の制度です。公共入札の前提になるのは建設業法の「建設業許可(電気工事業)」です。電気工事士法に基づく「電気工事業の登録(営業の届出・登録)」は、電気工事の営業を行うための別の手続きで、両方が必要になる場合があります。入札参加資格の前提として問われるのは建設業許可と経審です。
Q. 経審を受けたばかりで等級が低くても、電気の案件に応札できますか?
A. できます。ただし発注者は工事規模に応じた等級格付けと地域要件を設けていることが多く、自社の等級帯・対応地域に合った案件を選ぶ必要があります。初参加では、受変電のような大型ではなくLED照明改修や分電盤更新など、予定価格レンジで応札可能かつ自社が確実に積算できる工種に絞るのが現実的です。
Q. 電気工事でよくある「総合評価方式」とは何ですか?
A. 価格だけでなく、配置する技術者の資格(電気工事施工管理技士など)や同種工事の実績といった技術力も点数化して落札者を決める方式です。庁舎・学校の電気設備更新など一定規模以上の案件で採用されることがあり、価格を下げるだけでは落とせません。初参加では、まず価格中心の一般競争で実績を作るのが入りやすい道です。
Q. 入札AGENTの落札データは全国すべての電気工事をカバーしていますか?
A. いいえ。公告は全国を広く網羅していますが、落札(結果)データは現在、収集が進んでいる重点エリアで特に充実しています。落札率を出す際は必ず集計件数を併記し、件数が少ない場合は「データ蓄積中」として相場を断定しません。電気の相場は落札データ・落札率分布、狙い目の発注者は発注機関別の落札傾向、競合の動きは業者別実績で確認できます。